完全保存版!テレワーク向けセキュリティソフト5選【おすすめ】

完全保存版!テレワーク向けセキュリティソフト5選【おすすめ】 Windows

最近はコロナの関係もあり、在宅勤務が増えてます。
自宅のPCセキュリティが不安と感じる方もいるのではないでしょうか。

「リモートワークで一番おすすめのセキュリティソフトはどれ?」
「セキュリティソフトを選ぶポイントは?」

このような疑問にお答えします。

本記事の主な内容
  • テレワーク向け おすすめセキュリティソフト比較
  • テレワーク向け セキュリティソフト選びのポイント
  • テレワーク向け セキュリティソフトの詳細
この記事を書いた人

現役セキュリティ専門コンサル。資格:公認情報セキュリティマネージャ、公認情報システム監査人など。専門的なことも分かりやすく解説し、疑問が解消する記事を心がけます!

テレワーク向け おすすめセキュリティソフト比較

テレワーク向けセキュリティソフトの比較一覧です。

1つ1つの項目を、下記で解説します。

項目ノートンマカフィーESETウイルスバスターZEROスーパーセキュリティ
画像ノートンセキュリティマカフィートータルプロテクションESETインターネットセキュリティウイルスバスタークラウドZEROスーパーセキュリティ
Windows・Mac・Android
iOSなし
月額利用なし
動作の軽さ
ランサムウェア対策なし
VPN機能無制限※1無制限※2なしなしなし
サイレントモード
サポート体制
24時間365日チャットサポート

9-21時
年中無休

9-17時
平日・土日祝

24時間365日
電話※3

10-18時
平日のみ
参考価格14,480円
(3台/3年)
9,980円
(無制限/3年)
7,800円
(5台/3年)
19,690円
(3台/3年)
5,900円
(3台/無制限)
テレワーク向けセキュリティソフト比較表
※1 「ノートン360 スタンダード」以上
※2 「マカフィー トータルプロテクション」のみ
※3 「ウイルスバスタークラウド デジタルライフサポートプレミアム」のみ

月額で利用可能なセキュリティソフトの詳細は、以下の記事を参照してください。

⇒【裏技あり】月額版セキュリティソフト徹底比較

テレワーク向けセキュリティソフト選びのポイント

テレワーク用と個人利用とでは、セキュリティソフトを購入する際のポイントが違います。

以下に、テレワークならではのポイントを解説します。

対応OSや月額ライセンスの有無

対応OSや月額ライセンスの有無

セキュリティソフトは、WindowsやAndroidなど複数のOSにインストール可能なマルチデバイス版が主流です。

利用期間も、短いものは1ヵ月から購入でき、長いもので3年間まで選べます。

通常、インストール台数が多く、期間が長いほど、個別に購入するより割安になります。

セキュリティソフトを購入する前に、次の3つはチェックしておきましょう。

  1. OSとバージョン(例 Windows10、Android10)
  2. インストール台数(例 1台、3台、5台、10台、無制限)
  3. 利用期間(例 1ヵ月、1年、2年、3年)

特に、テレワークはいつ出社指示が出るか分かりません。
月額で利用できるソフトかどうかも事前にチェックしましょう。

仕事の邪魔にならない「動作の軽さ」

仕事の邪魔にならない「動作の軽さ」

セキュリティソフトの導入によって、普段の仕事のペースが遅くなっては困りますよね。

今のPCはスペックが向上したため、昔のように遅いと感じることは少なくなりました。
ですが、仕事を妨げないよう、出来るだけ動作の軽いソフトを選びたいものです。

セキュリティソフト評価の第3者機関「AV-Comparatives」と「AV-TEST」では、「動作の軽さ」に関するテスト結果を公開しています。

以下の記事では、動作の軽いセキュリティソフトをまとめてます。参考までにどうぞ。

⇒【2022年9月】セキュリティソフト軽さランキング【速度比較】

ランサムウェアから大切なファイルを守る「ランサムウェア対策機能」

ランサムウェアから大切なファイルを守る「ランサムウェア対策機能」

ランサムウェアとは、身代金要求型ウイルスとも呼ばれ、PC内のファイルを暗号化して開けなくし、ファイルを元に戻すために身代金(ランサム)を要求するウイルスのことです。

セキュリティソフトの中には、データ事前バックアップによってランサムウェア対策機能を持つソフトがあります。

ランサムウェア感染による顧客からの信頼失墜といった影響を考えると、この機能もセキュリティソフト選びで重要なポイントと言えます。

なお、Windowsの標準機能(Microsoft Defender)でもランサムウェア対策機能が付いてます。
OneDrive限定ですが、検討してみても良いでしょう。

自宅Wi-Fiでも安全に利用可能な「VPN機能」

自宅Wi-Fiでも安全に利用可能な「VPN機能」

リモートワークでは、自宅のWi-Fiから接続することが多いでしょう。

特に、誰でも容易にアクセスできる公衆Wi-Fiを使うノマドワークは情報漏洩のリスクが高まります

そのため、通信自体を暗号化できる「VPN機能」のあるセキュリティソフトがおすすめです
総務省の「テレワークセキュリティガイドライン」にもVPNによる通信データの保護の重要性が登場します。

なお、VPN機能を無制限に利用できるソフトは、ノートンとマカフィーが有名です。

作業やリモート会議を邪魔しない「サイレントモード」

作業やリモート会議を邪魔しない「サイレントモード」

セキュリティソフトは、何かと「通知」でユーザーに状況を伝えてきます。
ウイルス定義の更新やスキャンの開始終了時、ライセンスの残日数など…。

そこで、多くのセキュリティソフトにはサイレントモード機能があります。

ゲームモードとも呼ばれ、作業ウインドウを全画面にしたり、TeamsやZoomなどのリモート会議を全画面にしておくことで、セキュリティソフトからの通知を非表示にできます

準備に準備を重ねた資料の説明中に「危険です」とか書かれた通知が出てきたら焦りますよね。
このような細かい配慮機能も、あると重宝します。

心強い「サポート体制」

心強い「サポート体制」

セキュリティソフトは、すぐに連絡できる問合せサポートも非常に重要です。

  • 大切な会議の前に、セキュリティソフトによる予期せぬトラブルの発生
  • 日中だけでなく夜間や土日祝日の仕事中にも対応してくれるサポートが心強い
  • テレワークだと、どうしても同僚に相談しづらい

24時間365日電話可能(ウイルスバスター)、24時間チャットサポート対応(ノートン)等のサービスも中にはあるので、すぐに直接聞いて解決したい人にはおすすめです。

有料ソフトであること

有料ソフトであること

セキュリティソフトには有料と無料ソフトがありますが、仕事で使う以上は有料を選ぶことをおすすめします

理由は次のとおりです。

  • 無料ソフトは電話やチャットサポートが無い
  • 無制限のVPN機能が利用できない
  • 煩わしい広告表示から解放される

個人用ならまだしも、仕事は大切なデータを扱います。
漏洩等を起こしてしまったら大変な問題になってしまいます。

トラブルを抱えた際、「サポート無しで対処するつもりだった」とはとても言えません。

有料なら、上記で説明したVPN機能も付けられます。

まずは有料で検討した方が良いでしょう。

テレワーク向けセキュリティソフトの詳細

以下に、比較した5つのセキュリティソフトの詳細を掲載します。

国内シェアNo.1:ノートン360 デラックス
ノートン360

ノートン360はノートンライフロック(旧シマンテック 1982年設立)の製品で、ノートンシリーズの機能が集約されたオールインワンセキュリティです。

このソフトは、次のような方にオススメです。

「多機能・高品質なセキュリティソフトを選びたい!」
「VPNが無制限に使えるソフトを選びたい」

販売シェアでみると、世界シェア、国内シェア共にNo.1です。
2021年までウイルスバスターが国内1位でしたが、13年ぶりにノートンが1位に返り咲きました。

セキュリティソフトの歴史が長く、高いマルウェア保護性能を誇ります。
ただ、最近は誤検知が多いというデータもあり、少々煩わしさを感じる人も。

他のソフトより高価ですが、VPN接続やパスワードマネージャ等の多彩な機能が揃っており、24時間チャットサポートも評判です。
対応OSも網羅しているので「迷ったらやっぱりノートン」という人は多いです。

そんなノートン360の特徴をまとめると次のとおり。

主な特長

  • 多機能・高品質なオールインワンセキュリティ
  • Wi-Fiを安全に利用できるVPN機能の上限なし
  • 評判の24時間365日チャットサポート
OS対応バージョン
WindowsWindows 11 / Windows 10 / Windows 8.1 / Windows 8 / Windows 7 SP1
macOSMonterey 12.x / Big Sur 11.x / Catalina 10.15 / Mojave 10.14 / High Sierra 10.13 / Sierra 10.12 / El Capitan 10.11 / Yosemite 10.10
AndroidAndroid 8.0以降
iOSiOS13.0以降
対応OS表
価格(10台)価格(5台)価格(3台)無料体験版
・12,880円(1年)
・28,280円(2年)
・28,680円(3年)
・7,980円(1年)
・15,780円(2年)
・15,980円(3年)
・7,680円(1年)
・13,080円(2年)
・14,480円(3年)
30日間

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インストール台数無制限で優秀なウイルス検出力:マカフィー リブセーフ
マカフィー

マカフィーは、1987年に創業しアメリカに本社を持つ老舗セキュリティ関連ベンダです。
携帯電話向けアプリやサーバ系・エンタープライズ向けなど多方面に巨大シェアを持ちます。

このソフトは、次のような方にオススメです。

「インストール台数が多く、ライセンスにかかる費用を抑えたい」
「ウイルス検出能力の高いセキュリティソフトを選びたい!」

最大の特徴は、台数無制限のライセンス
昨今は、一家に数台のIT機器があるのが当たり前なので、台数無制限なら安心です。

マルウェア保護等の性能面でも、最近のマカフィーは優秀です。2021年のProduct of the year(その年の最優秀製品)に選ばれました。

しかし、モバイルの評判はあまり良くありません
位置情報が必須だったり、通知が鬱陶しかったり(切ると感染した時の通知もオフになる)。
PCのみの利用であれば問題ないでしょう。

そんなマカフィーの特徴をまとめると次のとおり。

主な特長

  • 同世帯なら何台でもインストールできる台数無制限ライセンス
  • 2021年Product of the yearに選ばれた高いウイルス検出力
  • 安心の年中無休9-21時電話サポート対応
OS対応バージョン
WindowsMicrosoft Windows 11 (64bit)、10 (32bitと 64bit)、Windows 8.1 (32bitと64bit)
macOSビルド 4.11.1 以降 : mac OS 10.15 以降、ビルド 4.9.1: mac OS 10.12-10.14
AndroidAndroid 8.0以降
iOSiOS15.0以降
対応OS表
価格(インストール台数/期間)無料体験
・5,980円(無制限/1年)※特価
・9,980円(無制限/3年)※特価
あり

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軽さと顧客満足度No.1:ESET インターネットセキュリティ
ESET

国内顧客満足度5年連続No.1を誇る「ESET」です。(NTTコムNPS®ベンチマーク)

このソフトは、次のような方にオススメです。

「評判のセキュリティソフトを選びたい」
「作業の邪魔をしない、動作の軽いセキュリティソフトを選びたい!」

ESETは1992年スロバキアで設立された会社で、日本国内の販売代理店はキヤノンITソリューションズが担っています。

高いマルウェア保護能力と動作の軽さの両面を追求しており、軽さに定評があります
何より、日本国内の顧客満足度調査で5年連続1位は素晴らしい成績です。

そんなESETの特徴をまとめると次のとおり。

主な特長

  • 高い防御性能でありながらPCの負荷が軽い
  • インストールのしやすさ、サービスの信頼性から5年連続顧客満足度No.1
  • 豊富な機能に比べ価格がリーズナブル
OS対応バージョン
WindowsWindows 11 / Windows 10 / Windows 8.1 / Windows 8 / Windows 7 SP1
macOSmacOS Monterey 12.x / macOS Big Sur 11.x / macOS Catalina 10.15 / macOS Mojave 10.14 / macOS High Sierra 10.13 / macOS Sierra 10.12
AndroidAndroid 12.0 / 11.0 / 10.0 / 9.0 / 8.1 / 8.0 / 7.1 / 7.0 / 6.0 / 5.1 / 5.0
iOS未対応
対応OS表
価格(インストール台数/期間)無料体験版
・5,940円(1台/3年)10%OFF!
・7,800円(5台/3年)21%OFF!
30日間

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24時間365日問合せ可能:ウイルスバスター(デジタルライフサポート)

国内で有名なトレンドマイクロ社の「ウイルスバスター(デジタルライフサポート)」です。

このソフトは、次のような方にオススメです。

「困ったときはすぐに電話して解決したい」
「パソコンは初心者なので、丁寧なサポートや説明が欲しい」

トレンドマイクロ社の本社は日本国内にあり、数少ない国産ソフトの1つです。

何より、サポート対応やオンラインマニュアル、機能の説明1つ1つ説明が丁寧。
24時間365日の手厚いサポートサービスは他のセキュリティソフトにない魅力です。

そんなウイルスバスターのデジタルライフサポートの特徴は次のとおり。

主な特長

  • パソコンだけでなく、TVやプリンタ、SNS設定といった様々な疑問を相談可能
  • 専門スタッフが自分のパソコンを一緒に見ながら迅速に問題解決
  • 夜や土日も対応可能な24時間365日電話相談
  • 利用したユーザーの満足度90%以上
価格(インストール台数/期間)対応OS無料体験
・8,470円(3台/1年)
・14,620円(3台/2年)
・19,690円(3台/3年)2か月延長付!
Windows、Mac、Android、iOS、Chromebookあり

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永久無料:ZEROスーパーセキュリティ

更新料ゼロで有名な「ZEROスーパーセキュリティ(ソースネクスト社)」です。

このソフトは、次のような方にオススメです。

「セキュリティのコストを安くしたい!」

ZEROスーパーセキュリティは、1996年設立の日本のソースネクスト社の製品です。
第3社機関から高評価のBitdefender社(ルーマニア)のスキャンエンジンが採用されてます。

なんといっても最大の特徴は、更新料ゼロ

他のソフトは年単位や月単位のサブスクリプション型ですが、ZEROスーパーセキュリティはマシン1台当たり1ライセンス購入すれば、その後の更新料が不要です。

そんなZEROスーパーセキュリティの特徴をまとめると次のとおりです。

主な特長

  • 一度購入すれば更新料0円で利用可能
  • ネット決済保護のセキュアブラウザやVPNなどのトレンド機能しっかり搭載
  • 国内販売シェア第3位の有力ソフト
OS対応バージョン
WindowsWindows11、Windows10 (32bit/64bit版)、Windows8.1(32bit/64bit版)
macOSmacOS Monterey 12.x / macOS Big Sur 11.x / macOS Catalina 10.15 / macOS Mojave 10.14 / macOS High Sierra 10.13
Android Android OS 5.0以上
iOSiOS11以上
対応OS表
価格(インストール台数/期間)無料体験
・3,900円(1台/無制限)
・5,900円(3台/無制限)
あり

⇒公式サイトをチェックする!

VDI環境ならセキュリティソフト入れても意味がない

VDI環境ならセキュリティソフト入れても意味がない

テレワーク向けセキュリティソフトの注意点を説明します。

VDI環境でリモートワークする場合、接続元である自分のPCにセキュリティソフトを入れても効果はありません。

VDI(デスクトップ仮想化)とは

デスクトップ環境を仮想化させ、パソコンのデスクトップ環境をサーバ上に集約してサーバ上で稼働させる仕組みのことです。
遠隔で別のデスクトップ環境を操作する「リモートデスクトップ」とよく似たイメージで、接続元である自分のパソコン上に別のパソコンの画面を表示し操作できます。

VDIは接続元のPCとは別の機器という扱いで、両者の間の通信も暗号化されます。

そのため、接続元である自身のPCにセキュリティソフトを導入しても、仮想化デスクトップ環境には効果がありません。

よくわからない方は、現場の上長や雇用主に確認してみてください。

まとめ

テレワーク向けにセキュリティソフトを選ぶなら、ウイルス検出力や動作の軽さに加え、サイレントモードやVPN機能などの点からも比較すると選びやすいです。

個人利用ならまだしも、無料のセキュリティソフトやMicrosoftDefenderに頼るのは危険です。
何かあった時に、セキュリティ意識の低さからお客様の信頼を失うかもしれません。

価格面やスペックが許すなら、有料ソフトから検討することをおすすめします。

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