「セキュリティソフトの世界全体のランキング(シェア)が知りたいなあ。世界で一番売れている個人向けセキュリティソフトはどれなんだろう?」
こんな疑問に答えます。
結論を先に言ってしまうと、個人向けの1位はマカフィーリブセーフです。(これを言ってるサイトが少なかったので)
一方、法人個人トータルの1位はノートンです。
それでは、以下の内容で解説していきます。
- セキュリティソフト世界ランキング(シェア)
- 個人向けセキュリティソフトの順位だとマカフィーリブセーフ
セキュリティソフト世界ランキング(シェア)
セキュリティソフトの世界シェア順位【2021年8月】
- 1位:3.80 Symantec Corporation
- 2位:3.75 McAfee, Inc.
- 3位:2.85 Malwarebytes Corporation
- 4位:2.28 Kaspersky Lab
- 5位:1.98 Bitdefender
- 6位:1.78 Trend Micro, Inc.
- 7位:1.77 SentinelOne
- 8位:1.70 ESET
出典:OPSWAT Windowsアンチマルウェア市場シェアレポート
まず、企業向けと個人向け含む総合ランキングは上の通りです。
たった0.05差で、ほぼ同率ですが、1位はノートン。2位はマカフィーです。
グラフの一番上の棒グラフがノートンで、減少傾向です。
逆に、ハッキリした青色の棒グラフがマカフィーで、伸びてます。
2022年現在、すでにマカフィーが追い抜いていると思われます。
が、残念ながら、上の図の統計データを公表するOPSWAT社のページは、2021年8月以降更新されていません。
最新情報をお届けできなくて心苦しいです。
引き続きウォッチしておきます。
個人向けの順位だとマカフィーリブセーフが1位
メーカー別の売上グラフです。ノートンとマカフィーを並べてます。
ノートンの「Symantec Endpoint Protection」は企業向けの製品で、全体の79%を占めています。
ただ、個人向け製品の「Norton 360」はたったの13%。
一方で、マカフィーの55%を占める「McAfee LiveSafe」は個人向け商品です。
この結果から分かることは、元々僅差だったTOP2社で比較すると、個人向けセキュリティソフトの世界ランキング順位は、1位がマカフィーリブセーフがであるということです。
ノートンの内訳はほとんどが企業向け商品で、個人向けは13%です。55%のマカフィーの方が強い事が分かります。
個人向けセキュリティソフト探しで世界的シェアを参考にしたいなら、ノートンではなくマカフィーを検討ですね。
以下、マカフィーの詳細です。
さいごに
2015年頃は、Avastが1位、AVGが3位、Avira4位と無料(フリー)ソフトが上位を独占してました。
そして、2022年までの7年間の間にAvastはAVGを吸収し、そのAvastはノートンに吸収されました。
ノートンもマカフィーも無料ライセンスは無いので、やはり無料戦略は難しいということでしょうか。
ところで、日本国内に絞ってシェアで見ると、ESETが人気を博してます。
売り方、価格設定がうまいんですよね。軽さ性能もいいですし。
日本国内シェアを探ってみた記事はこちらから。
⇒ノートンが14年ぶり日本国内シェア1位を奪還した理由が分かった件【セキュリティソフト】