「iPhone版のAviraってどうなんだろう・・・使った人の感想が知りたい。」
こんな疑問に答えます。
- 使ってみた感想
- 口コミ紹介
- 基本情報(機能一覧、価格など)
Aviraは、ドイツのセキュリティソフトウェア会社(2006年設立)です。
2021年にノートンに買収されてます。
サポートが日本語非対応であり、ウェブプロテクション機能に不安が残ります。
あえてAviraを選ぶ理由がないので、あまりオススメしません。
項目 | 評価 | 説明 |
---|---|---|
機能 | ・ウェブプロテクションが信用できない ・便利機能は多い | |
サポート | ・FAQやフォーラムは日本語未対応 ・電話・メール問合せできるが日本語未対応 | |
使いやすさ | ・操作画面はシンプルで使いやすい | |
おすすめ度 | ・ウェブプロテククションとサポートがいまいち ・Aviraを選ぶ理由がない |
Aviraを使ってみた感想(評価・レビュー)
まずはAviraの紹介から。
Aviraは、ドイツのセキュリティソフトウェア会社です。2021年にノートンに買収されました。
特徴は、無料版。高品質な無料版を配布してユーザーを集め、有料版に誘導することで利益を得ています。
PC版、Android版ともに無料版の人気が高く、第3者機関からの性能評価も良好です。
Aviraを選ぶ2つのメリット
- 無料版が試せる!
- 便利機能が多い
Aviraを使ってみて感じたメリットは上のとおりです。
それぞれ深掘りして解説しますね。
Aviraのメリット① 無料版が試せる!
Aviraのメリットの1つめは、無料版が試せること。
多くの機能を無料版で試せます。
有料版にしかない機能は2つ。「ウェブプロテクション」「VPN-トラフィック暗号」だけです。
セキュリティアプリは、スマホとの相性が大事。買った後で後悔しないためにも、事前に無料版でアプリとの相性を確認することをおすすめします。
ちなみに、有料版の値段は、VPNなしで年間580円、ありだと年間2,400円です。(2022年7月時点)
Aviraのメリット② 便利機能が多い
Aviraには、セキュリティと関連のある便利機能が多く搭載されています。
- OSアップデータ:iOSのバージョンが最新かをチェックしてくれる
- 盗難防止:紛失したスマホの探索やアラーム鳴らしなどができる
- コールブッカー:着信拒否機能、デフォルトでついてないデバイスの人向け
- Device Analyzer:スマホのストレージとメモリに関する情報
OSアップデータは地味ですが、OSバージョンを常に最新にしておくことは、重要なセキュリティ対策の1つです。
着信拒否機能がデフォルトで付いてない、使いづらい人は、コールブロッカーも便利でしょう。
他にも、メールアドレス漏洩検知の「アイデンティティ保護」やSiriの検索プライバシーを保護する「プライバシーマネージャ」という機能があります。
が、これらは使っても効果の程がよく分からなかったので、ここでは割愛します。
あまり実感が得られない機能かもしれません。。
Aviraで気になった点(デメリット)
- ウェブプロテクションが信用できない
- サポートを受けるには英語が必要
気になるデメリットは上記のとおり。
それぞれ深堀りして解説しますね。
Aviraのデメリット① ウェブプロテクションが信用できない
などとAviraのサイト等で説明されている機能ですが、いまいち信用できません。
というのも、消費者庁の悪質な海外ウェブサイト一覧に掲載されたサイトでいくつか個人的に試してみたところ、全くブロックせず。下図の左です。右図がブロック例。
- Avira 0/7
- アバスト 0/7
- ノートン360 3/7
悪質な海外ウェブサイト一覧(消費者庁)
※551、550、549、546、547、544、543のサイトをテスト(2022年7月)
悪質サイトによる被害は年々増加してます。
こういったサイトを少しでもブロックしてくれないと、セキュリティソフトとしての意味がありません。
むしろ、iPhoneはウイルススキャンが無いので、重要なセキュリティ機能はブラウザ保護(Web保護機能ともいう)くらいです。
その重要機能のブロック率が信用できなかったので、アプリとしてのそもそもの必要性に疑問を感じます。
Aviraのデメリット② サポートを受けるには英語が必要
Aviraのデメリットの2つめがサポートです。
Aviraは、日本語での電話やメールなどのサポートができません。
有料版を購入しても、対応言語は、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語のみ。
日本語フォーラムやオンラインマニュアルのようなナレッジもありません。
申し訳程度のFAQのみです。
サポートなんて使わないよ!っていう人もいるかもしれません。
しかし、もしウイルス感染した場合、自分ひとりで適切に対処するのは困難ではないでしょうか。
セキュリティソフトは専門家のサポートあってこその商品。
サポートが期待できない点はAviraのデメリットと考えざる得ません。
Aviraの口コミ・評判紹介
ここでは、Appストアに寄せられたレビューコメントを紹介します。
- U I を含めた動作の不具合の報告があるみたいですが、10年以上のAVIRAユーザーの私は不満は無いです。(2020年12月18日)
- iOSバージョンチェックが古く、ゼロデイ攻撃に晒されているバージョンであるにも関わらず、リリースから1週間過ぎても最新と判断されていました。これでは意味がない。(2021年8月5日)
- VPNが勝手にオフになる。自分でオンにして利用していたが、最終的にボタンが反応しなくなり、VPNが使えなくなった。(2021年1月12日)
アプリの評価は4.1とそこそこ。ですが、特筆すべき高評価コメントはありませんでした。
レビューコメントが古く、他のソフトに比べて国内ユーザー数が少ない印象です。
一方、「VPNが使えない」、「Wi-Fiが使えなくなった」といった機能の不具合に関する低評価コメントが目立ちました。
機能の不具合はいずれ改修されるかもしれませんが、万が一の際のサポートで日本語が使えないと、結構つらいかもしれません。
基本情報(機能一覧・サポート・価格・対応バージョンなど)
ここでは、機能やサポートなどの基本情報をまとめます。
- ウェブプロテクション:フィッシング対策との説明だが、危険なサイトはブロックできず
- 盗難防止:紛失したデバイスの検索や復元をおこなう
- iOSアップデータ:iOSの更新をチェック
- 連絡先のバックアップ:連絡先を保護して、いつでも復元可能にする
- コールブロッカー:着信拒否したい電話やロボコールをブロック
- VPN-トラフィック暗号:データを匿名化して、危険なWi-Fiネットワークから保護
- アイデンティティ保護:メールアドレスの侵害をチェック
- プライバシーマネージャ:Siriの検索プライバシーを保護
- 写真クリーナ:重複や類似の写真を検索して安全に削除
- Device Analyzer:デバイスのストレージとメモリに関する情報を提供
サポート | 対応バージョン | 有料版の価格(1年間) | 無料体験版 |
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・電話/メール ・FAQ ・コミュニティ ※すべて日本語非対応 | iOS 12.0以上 | ・580円(VPNなし) ・2,400円(VPNあり) | 7日間 |
iPhone版Aviraの評価まとめ
最後に、評価をまとめます!
項目 | 評価 | 説明 |
---|---|---|
機能 | ・ウェブプロテクションが信用できない ・便利機能は多い | |
サポート | ・FAQやフォーラムは日本語未対応 ・電話・メール問合せできるが日本語未対応 | |
使いやすさ | ・操作画面はシンプルで使いやすい | |
おすすめ度 | ・ウェブプロテククションとサポートがいまいち ・Aviraを選ぶ理由がない |
iphone版Aviraを使った感想は、シンプルに選ぶ理由がないです。
まず、昨今猛威を振るうネット詐欺をブロックするためのウェブプロテクション機能が信用できない。
さらに、サポートが英語のみという点も、何かあったときに不安です。
ノートンやウイルスバスターは、ある程度悪質サイト対策も機能しますし、サポートは日本語で可能です。
有料版Aviraはそこそこ価格もしますので、あえてAviraを選ぶ理由もないでしょう。
iPhone版を単独で購入するのは、お金が勿体ないのでおすすめしません。
ダウンロード方法
最後にダウンロード方法についてです。
アプリは、公式のAppStoreからダウンロードすることができます。
興味がある方は、以下リンクから覗いてみてください。
その他のセキュリティアプリも含めた「レビューまとめ記事」は以下のリンクからどうぞ。⇒【結論】iPhone/iPad用セキュリティソフト試してみた結果【2022】