琥二郎(管理人)と申します。
仕事はITコンサルタントをやってます。
ITセキュリティ以外にも、システム構築のプロマネ、システム調達等幅広く関わってます。
■主な資格
公認システム監査人(CISA)、公認情報セキュリティマネージャ(CISM)、DBスペシャリスト、ITIL、OracleJava…等
本サイトを立ち上げたきっかけ
ある年の年末、知人の母親が我が家に遊びに来たときのことです。
「そういえばさ~」と、その方がスマホを見せてきました。
1通のSMS。
”KDDIです。携帯電話の切り替えに伴う通信料払い込み遅延金があります。詳しくは以下のURLを確認してください。”と書かれていました。
その方は、最近スマホを変えたようで、どうしていいか不安で悩んでたとのこと。
見せてくれた画面を見ると、見るからにフィッシングの手口。
発信元の番号が謎の番号。bitlyのショートURLだし。
auのサイトを確認すると、やはり同じような詐欺が最近多いらしい。
そのことを本人に伝えた結果、事なきを得ました。
知人も「お母さんは機械に疎いから~」と茶化し、本人もそうなのよ~的な感じの軽いやり取りがあってその時は終わりました。
サイバー犯罪の被害は7人に1人
その後、ふと思いました。
「あの時ちょうど相談に乗ってなかったら騙されてたかもしれない。
実際、結構騙される人いるんじゃないか」と。
気になって調べてみました。
すると驚きの結果が。
「過去1年間でサイバー犯罪にあった人は推定約1800万人以上。」
「被害総額は日本だけで220億円(推定)。」
出典:ノートンライフロック サイバーセーフティ インサイトレポート 2021
多くないですか?日本人の7人に1人って。
さらに、みんな実際に不安な想いを抱えながらスマホ等のIT機器を使ってる事もわかりました。
・インターネットの利用時間が増えたとの回答が日本では66%に上った。一方で約77%がサイバー犯罪の被害に遭うことを心配し、対処法が分からないと回答。
・同様に、日本人の74%が個人情報が盗まれることを不安視する一方で、73%は対処法が分からないと回答
出典:ノートンライフロック サイバーセーフティ インサイトレポート 2021
「これってIT機器に弱い高齢者の問題でしょ?」って思う人もいるかもしれません。
「高齢者イコールITに詳しくない」というイメージがそうさせるのかもしませんが
実は、サイバー犯罪による詐欺は若い人のほうが引っかかりやすいという調査結果があるようです。(出典:2017年アメリカ連邦取引委員会報告)
サイバー犯罪は、高齢者だけでなく若い人も含めた全年代共通的な課題なんです。
ITセキュリティを学ぶ場が無い?
今まではサイバー犯罪の情報をテレビやニュースで聞いても何となく他人事でした。
「引っかかる人は大変だな~」くらいにしか思いませんでした。
ただ、身近の人でこうしてサイバー攻撃の被害に合いそうな光景を目の当たりにしたからか
自分に何かできることはないかと考えました。
その結果、
「ITセキュリティを学べる場が必要なのではないか」でした。
ITセキュリティに関する知識は学校では教えません。社会に出てからは教わる場自体ありません。
スマホメーカーや通信事業者も詳しいことは教えてくれません。利用者責任です。
スマホを初めて使う人が、フィッシングをすべて見破ったり、二要素認証を設定できるでしょうか。
一方で、最近は企業でなく個人がサイバー犯罪被害に遭うリスクが高まっています。
・スマホやIoT機器はここ数年で急速に広がった一方で、そのリスクに対する理解は進んでいないこと
・サイバー攻撃手法は年々変わっており、無知な人を一気に騙すような手法が使われる事が多い
・攻撃が水面下で行われ、被害者が攻撃に気づけないパターンが多い
私も含めいつ誰もが被害にあってもおかしくない。どうしたらいいんだろう。
そういう悶々とした想いが募りに募ってしまったことが本サイトのキッカケです。
このサイトの取り組みを通して
・サイバー攻撃の被害を減らし
・皆がスマホやパソコン等のIoT機器を安全に扱い
・不安を抱くことなく安心して生きていけるように
なることが出来たらいいなあと考えてます。
もし想いに賛同して協力してくれる方がおりましたら、ぜひご連絡ください!お待ちしています。